ベトナムってどんな国?ベトナムの今をまとめました【2023年最新版】

ベトナムってどんな国?ベトナムの今をまとめました【2023年最新版】

 

ベトナムは現在、経済成長著しい、若くて元気な国です。スピード感のある経済発展に伴い街の様子、人々の生活なども目まぐるしく変わるため、たった数年前の情報と今ではベトナムの状況が大きく異なっていることさえあります。

 

そこで今回はベトナムの2023年の最新の状況をお伝えしていきたいと思います。

 

 

ベトナムの概要

  • 国名:ベトナム社会主義共和国
  • 首都:ハノイ市、商都:ホーチミン市
  • 人口:9815万人(2021年、出所:ベトナム統計総局(GSO))
  • 面積:約33万k㎡(日本の北海道、本州、四国を合わせたくらいの大きさで、南北にS字型に細長い形)
  • 民族:キン族が約90%、その他に53の少数民族
  • 公用語:ベトナム語
  • 宗教:仏教徒が約80%、その他キリスト教、イスラム教、カオダイ教など
  • 政治:共産党一党体制
  • 日系企業数:1,977社(2022年6月時点)
  • 在越日本人:約22,000人(2021年10月時点)

 

 

経済状況について

ベトナム経済はとくに1986年のドイモイ政策以降、GDP成長率平均6〜7%を数十年に渡り維持し続けていますが、この成長は今後もしばらくは継続することが見込まれています。

2020年に始まった厳しいゼロコロナ対策のため、2021年は3%未満まで低迷したものの、2022年には再び7%を取り戻すと予測されています。年々輸出入額も伸びており、コロナ渦においても輸出額は増加しました。

 

【ベトナムの主な輸入国/地域】

1位:中国

2位:韓国

3位:台湾

4位:日本

5位:アメリカ

 

主な品目はパソコン電子製品、機械設備、携帯電話機とその部品、生地、鉄鋼など

 

【ベトナムの主な輸出国/地域】

1位:アメリカ

2位:中国

3位:韓国

4位:日本

5位:香港

 

主な品目は携帯電話機とその部品、パソコン電子製品、機械設備、縫製品、靴製品など

 

【ベトナムへの直接投資を行っている主な国/地域】

《2022年上半期(金額での順位)》

1位:シンガポール

2位:韓国

3位:デンマーク

4位:中国

5位:日本

 

《累計(金額での順位)》

1位:韓国

2位:シンガポール

3位:日本

4位:台湾

5位:香港

※日本は件数では2位

 

主な内容はエネルギー、インフラ案件と製造業の拡張投資

 

 

ベトナムの人口について

ベトナムの平均年齢は32.5歳(2020年時点)で、日本の48.4歳と比べても大幅に若いのが特徴です。また人口ボーナス期を迎えていることもあり、労働生産人口比率が高い状態となっています。

 

しかし近年は人口の伸び率も以前に比べて緩やかになってきており、2040年頃には人口ボーナス期が終わり、急速に高齢化社会へ向かうと言われています。

 

 

ベトナムのコロナ対策について

2020年1月にベトナムで初の感染者が出てから2021年の4波が続く9月まで、ベトナムでは厳しいゼロコロナ政策が敷かれていました。しかし、これによる経済への甚大な悪影響を考慮し、2021年10月よりニューノーマルとなるWithコロナ政策へとベトナムは大きく舵を切りました。

 

2021年10月からのWithコロナ政策へと切り替わってからは、外国人や旅行者の入国なども段階的に緩和。2021年〜2022年前半までは変異種によるコロナの感染者数は爆発的に増えたものの、重傷者や死者は減少していきました。2022年の5月にはベトナム入国への規制を完全に撤廃、マスクの着用などの規制も緩和され、コロナ前とほぼ同様の生活を送ることが可能となっています。

 

経済も急速に盛り返し、2022年の経済成長率の見込みが7%を超える予測で完全回復のきざしが見えています。