ベトナムで工場を運営する場合、ベトナム人スタッフの賃金はどれくらい?

ベトナムで工場を運営する場合、ベトナム人スタッフの賃金はどれくらい?

 

日本と同様にベトナムでも地域によって、最低賃金が決まっています。ベトナムの場合国内を4つの地域に分けて最低賃金を定めており、基本的には毎年引き上げられます。ただし2020年と2021年はコロナの影響で賃金アップが見送られ、2022年7月に2年ぶりに最低賃金が引き上げられました。

 

 

2022年7月から実施されているベトナムの最低賃金

 

地区月額最低賃金

(ベトナムドン)

月額最低賃金

(日本円)※2022年8月時点

第1地区(ハノイ市、ホーチミン市の都市部、ハイフォン市などの都市部)4,680,000ドン26,995円
第2地区(ハノイ市、ホーチミン市の郊外、ダナン市、バクニン省など)4,160,000ドン23,995円
第3地区(バクザン市、フーリー市、ハナム省などの地方都市部)3,640,000ドン20,996円
第4地区(第1〜3に含まれない地区)3,250,000ドン18,746円

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https://ideintl.com/ja/2024/02/19/%e6%9c%80%e4%bd%8e%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%ae%9a%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%bc%89/

 

最低賃金の上昇率は毎年6%前後

ベトナムの最低賃金がどれくらいの上昇率で推移しているかを事前に知っておくことは、人件費のコストを見積もる上でも重要です。過去10%以上の引き上げがあった年もありましたが、2017年以降は平均6%前後で推移しています。

 

引用:Jetroビジネス短信より

 

 

経済成長とともに今後も賃金上昇は続く予想

ベトナムはコロナ渦で一時落ち込んだものの、2022年のGDP成長率も7%を予想しているほど、経済成長の勢いを取り戻しています。しかし経済成長が続くということは、物価および賃金の上昇も避けられません。

経済成長が続いていることはベトナム進出を検討する上で、ポジティブな理由のひとつとなりますが、同時にコストの上昇ともつながるため、両局面のバランスを見ながら検討していただければと思います。

 

 

IDIではベトナムの工場でモノづくりを考え始めた検討段階から、工場稼働、アフターサービスまで一貫してサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしております。