ベトナム法人の立ち上げ準備について : STEP2

ベトナム法人の立ち上げ準備について : STEP2

 

 

前回の投稿記事に引き続いて、ベトナム法人の立ち上げ準備についての人材の採用時期などを纏めております。各企業様の方針で様々な準備をされていると思いますが、一例としてご参照ください。

 

 

 

≪STEP2スタッフの採用・指導≫

 

STEP1では、日本人とベトナム人の管理職について、記載させて頂きました。ここからは実務レベルのスタッフの準備を進めていく必要があります。

ベトナム法人の立ち上げ準備について : STEP1

 

◆製造スタッフの募集について

 

法人立ち上げの準備が整ってきたら、工場の稼働に向けて製造スタッフを募集し、生産指導・試験生産などの準備を進められるかと思います。

この時点では、総務や生産のポジションにベトナム人責任者が入社されている段階かと思いますので、スタッフを通じて工業団地での募集やSNS(Facebookなど)での募集などを掲示する事が一般的となっています。

面接だけでもかなりの時間を要しますので、書類選考なども役割分担も必要になってくるのではないでしょうか。人件費についても、各エリアの最低賃金の1.5倍程度は必要になると伺っております。

ワーカー・ワーカーリーダー・スーパーバイザー(教育者)など管理職以外のポジション別でも賃金テーブルを作成していかなくてはなりません。また、製造だけでなく、検品や検査、出荷や在庫管理などのスタッフも同様に準備が必要となってきます。就業規則の整備なども対応が必要になってきます。

 

◆事務スタッフの募集について

組織の形や生産量が見えてきたところで、それぞれの部署に不足してる実務担当の人材を募集していくことになるかと思います。

生産管理や購買など、規模によって必要な人数も変わってきたり、検査などは各社様々な体制を取られているかと思いますので、人材会社などにも協力して頂き、募集をかけていくことが多くなっています。

 

<過去の投稿記事/ベトナムでの人材探しについて。主な人材エージェントをご紹介>

ベトナムでの人材探しについて。主な人材エージェントをご紹介

 

現地化が進んでいる現在でも、現地法人や海外統括拠点の上級管理職を日本人が担っている企業が大半となります。ミドルマネジメントまでは現地化できても、海外拠点の管理を担う経営層は本社との連携を円滑にはかるために日本人に任せることが少なくないためです。

海外事業の成長のために現地化を進める必要性もありますが、海外進出の歴史が浅い企業は、海外事業の経営ノウハウを獲得するまではその傾向が強いのではないでしょうか。

 

IDIではベトナムでのビジネス展開に精通した経験豊富な日本人と、日本語が話せるベトナム人スタッフがお客様へ対応いたします。お問い合わせについても適切な日本人コンサルタントがご対応致しますので、ベトナムで工場をレンタルもしくは建設をお考えの際にはお気軽にご相談ください。

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