IRCとERCの前に決定しなければならないライセンスがあります。それが事業内容(ライセンス)です。ベトナムでは外資規制があり、投資が禁止されているもしくは条件付き投資の分野があるのです。
同じ製造業だとしても、どのような業種で何を製造するかによっては、規制が入る可能性があります。ベトナムの外資規制に関してのリサーチをしっかり行った上で、申請する事業内容を決定しましょう。
ベトナムで事業を始めるために最初に必要な証明書がIRC(投資登録証明書)です。IRCは主に、誰がどのようなことに投資して事業を行うのかということを証明するものとなります。よって、「投資プロジェクトの内容」がIRCで最も重要な事項となります。
※詳細についてはお問い合わせください。
IRCが取得できたら次にERC(企業登録証明書)の申請が必要です。ERCはその名の通り、ベトナムで立ち上げる企業の名前、住所、資本金、投資家/出資者、代表者名などの詳細情報が記載されます。
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流れとしてはまずIRC(投資登録証明書)の申請から始めます。なお必要書類は揃えるだけではなく、すべて日本側で公証・領事認証が必要となりますのでご注意ください。加えて、ベトナム語での申請書類、提案書、財務能力などをベトナムの関係省庁への説明を求められることもあります。
IRCが取得できたら、次にERCの取得となります。このようにステップとしてはIRC取得後にERCを申請し取得する、ということになりますが、実務上はワンステップで申請可能です。つまり、IRC、ERCに必要な書類、申請書をまとめて一括で提出し、IRCの取得が完了しだい自動でERCの手続きへ進むということになっています。
また、IRC、ERCの法人設立手続きが完了次第、会社印が発行され、銀行口座開設などへ進むことが出来ます。
IRC、ERC両方の取得までには、約2~3ヶ月ほどを見積もっておけば良いでしょう。
上記のライセンスは工場に限らず、ベトナムで会社を持ったりビジネスを始めたりするために必要なライセンスです。
しかし、ベトナムで工場を持ったりレンタルして稼働させるためには、下記の2種のライセンスが必ず求められます。
すべてのライセンスは自力で取得することが可能です。しかし特にこちらの2つのライセンスは、工場のある地域の関係各省庁との密接なやり取りが発生すること、そのために工場についての詳細を把握しておく必要がある(図面での説明が必要である)ことから、工場の建設やレンタルを依頼するコンサルなどに併せて依頼することをおすすめします。IDIでももちろん工場レンタル・建設から消防法・環境法に則った内装工事、ライセンス取得まで一貫してサポートさせていただくことが可能です。
ベトナムでのライセンスの申請には様々な書類の準備や公証手続き、ベトナムの各関係機関への説明など煩雑な作業が多くあります。IDIでは経験豊富な日本人スタッフと日本語ができるベトナム人がオールワンストップでサポート可能です。ぜひお気軽にご相談ください。